インクジェットとトナー使用の違いパート2

 インクジェットカラーコピーとトナー使用のカラーコピーの違いについてのパート2をお届けします。今回は仕上がりの違いについてお話します。トナー使用のカラーコピーの特徴は前回もお話しましたがトナーである粉が紙の上に載って、熱いローラーで定着させている関係で表面がつるつるした光沢を出すことができます。これはオフセット印刷のコート紙などに印刷した場合に出る光沢感が欲しい場合にはいいと思います。しかしこの光沢感が逆に安っぽい感じになる印象はぬぐえません。

 インクジェットの場合は、紙の繊維に染料を直接定着させる関係で、紙自体が持つ表面のざらざら感がそのまま残るため、その紙の特徴をそのまま残したまま印刷物が出来上がります。オフセット印刷ならばマット紙や上質紙などの紙に印刷したものに近い仕上がりになります。

 この2種類の違いは使用する方の好みによって変わってきますが、当社ではインクジェットカラーコピーのテスト印刷を無料で承っていますので、お気軽にお問合せいただけるとありがたいです。

 この他にも厚紙や色紙への印刷、特徴のあるエンボスなどの表紙などによく使われる紙への印刷もこの2種類での違いもありますので、少しずつお話させていただきます。本日はこれで失礼します。ありがとうございました。  半田 勉

2020年10月02日