ある町のレストランに勤めるチーフは、
お客様の事を事細かく覚え得ている様に心がけています。
今日来店の客様は誰もが知っている有名ビールメーカーの重役であること
が判明しました。
それは、何気ないテーブルでの会話を小耳にはさんだのでした。
これからお出しする予定のビールはそのメーカーではありません!
急遽酒屋へ急行!
お客様の会社のビールの冷えているものを買い求めて帰ってきました。
そして、見事お客様の会社のビールがテーブルに堂々と出されました。
それ以来このお客様は常連客として長くお店をお使いいただく事になりました。
常連客はこの様にして一人一人作り上げるものです。