インクジェット印刷方式のインクの種類には「油性」と「水性」の2種類あるのは知っていますか?
家電量販店などで販売されている安価な家庭用インクジェットプリンターのインクの種類はほとんどが「水性」です。
それに比べて業務用、産業用のインクジェット印刷機は、ほとんどが「油性」になります。
この「水性」と「油性」の決定的な違いは、「水性」の場合、水分がインクに含まれている為印刷した用紙に水分が含んでしまうという事です。
印刷した用紙に水分が含まれるという事は、その印刷物が乾いたときに紙が曲がって歪んでしまうという事です。
同人誌印刷・製本の場合、印刷をした後に製本しなければ「本」になりません。
歪んでしまった紙で製本しても綺麗に製本できないですし、あまりひどいゆがみだと、製本そのものができない場合があります。
バックに全面に色ベタを敷いた印刷物が、インクが乾いたけれど曲がってしまって「本」にならない事がまれにあるのはこの事です。