中綴じ製本が完成して、テーブルの上にその完成品を置いて、ふと気が付くと気にかかる事があります。

それは中綴じ製本のホチキスで留めた部分が大きく膨らんでしまうという現象です。
このケースの場合、多くは紙の「目」が逆目になっているケースがほとんどです。

仕上がりがA5の場合、中綴じをする為に使用する用紙はA4サイズを使用します。
A4サイズにA5のページを両面4面付けして印刷します。
このA4サイズの市販されている用紙は縦の長い方向に紙の「目」があります。

従ってA5仕上げの本の印刷製本に使う用紙が市販のA4サイズの用紙はすべて逆目に用紙という事です。

A5仕上がりに使用する用紙はA3用紙を二つに断裁して、A4用紙にした時に長い方を縦にして横方向に紙の「目」が来なければ、中綴じしたときにしっとりとなじんだ中綴じ同人誌は出来上がらない事になります