同人誌印刷に使用する用紙の「目」ついて-2

A4サイズの用紙はA4を短い210ミリを下にして持って縦の長い方向に曲がり難く横方向にはやわらかく曲やすくなると言う事です。従ってA5サイズの仕上がりの本に使用するにはA3サイズの用紙を断裁してA4にして使用する事によりこの「目」が逆目にならないという事です。A3サイズの用紙は目がA3を横にして横方向に「目」があります。従ってA3を断裁してA4した用紙はA4を縦にした時に横方向にこの「目」がある事になります。A4の紙を縦にして立てるとすぐに立てていられずに曲がってしまいます。それに比べてA4縦に「目」がある用紙はピンと立っていられます。

「開いているページがすぐに閉じてしまう」経験ありませんか?

この症状はその本が逆目で印刷・製本されているという事です。用紙が横方向に「目」
がある為にページがしんなり曲がらずに反発して戻ってしまう訳です。

「無線綴じの本の用紙がパラパラ抜ける」

この症状も用紙の「目」を無視して印刷・製本した結果、ページを開いているうちに逆目ですので喉の部分「糊が着いている部分」に徐々に負担がかかり、挙句の果てに用紙が抜けてしまうとくお粗末な結果を生んでしまいます。

2024年06月06日